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2023-08-17 12:30:00

顎関節について

かずあき鍼灸整骨院です。

 

 

今回は、カイロプラクティックの観点から顎関節(がくかんせつ)について書きたいと思います。

 

 

あごの関節のことなのですが、この関節に問題があると日々の生活に支障をきたすようになります。

 

 

 

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【顎関節チェック】✔

  • 顎に痛みがでることがある
  • 口を大きく開けられない
  • 顎を動かすと音がする
  • 口を開けるときに頬の盛り上がり方に左右差がある(鏡を見ながら確認)

 

 

※これらが当てはまる場合は、顎関節に問題があるかもしれません。

 

 

 

ちなみに、顎関節に問題がある方は口腔外科や歯科で診てもらうと顎関節症」の診断を受けるかと思います。

  

 

 

【顎関節症の定義】

顎の関節とその顎に関連する筋肉(咀嚼筋)の病気

  

【顎関節症の分類】(日本顎関節学会)

咀嚼筋痛障害(I型)

顎関節痛障害(II型)

顎関節円板障害(III型)

変形性顎関節症(IV型)

 

※詳しくはこちらのリンクから(厚生労働省 e-ヘルスネット)

 

 

 

顎関節症のなかには分類もいくつかありますが、とにかく顎関節が正常に動かせていない状態です。

 

 

顎関節の機能不全といえます。

 

 

 

【顎関節の構造】

顎関節は、下顎骨という骨が左右二つの関節で、側頭骨(頭がい骨)とつながっています。

 

 

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下顎骨は左右二つの関節で側頭骨につながる

(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部 医歯薬出版株式会社)

 

 

 

また、顎関節には関節円板とよばれるクッションがあります。

 

顎関節を動かすときに、この関節円板が骨と一緒に動いてくれるので、滑らかに関節を動かすことができます。

 

 

 

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関節円板の働きはとても重要

 

 

  

【顎関節症の原因】

顎関節症の原因としてよく一般的に言われるものとしては、

 

  • 歯の噛み合わせ
  • 同じ方でばかり噛む(片側噛み
  • 歯ぎしり
  • 食いしばり
  • うつ伏せ寝
  • 頬杖

 

などがあります。

 

日々の癖で、顎関節を左右同じように使えていないと、関節や筋肉のバランスが崩れてきます。

 

 

 

【カイロプラクティックの観点から考える重要な原因】

①姿勢の影響

顎関節に負担がかかる原因として、姿勢がとても関係しています。

 

猫背やストレートネックになると、頭の位置が背骨よりも前に位置してしまい余計に顎関節に負担がかかります。

  

(※頭部前方位姿勢=Forward Head Posture,FHPとよばれます)

 

悪い姿勢であごに負担がかかる原因は、顎関節には多くの筋肉が付着しており、側頭骨や肩甲骨にもつながっていることが関係しています。

 

 

 

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口を閉じる筋肉(咀嚼筋)

 

 

 

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口を開く筋肉 

(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部 医歯薬出版株式会社)

 

 

 

頭の位置や肩甲骨の位置が悪くなると、それらの筋肉が引き延ばされたり縮こまったりしてしまい、筋肉のバランスが崩れてきます。

 

関節円板にも付着する筋肉(外側翼突筋といいます)がありますので、その筋肉が緊張状態であれば関節円板の動きも悪くなり挟み込みの原因になったりします。

  

 

 

②頚椎の可動性

また、顎関節症の方の多くは、頚椎のある動きがとても悪くなっています。

 

頚椎の可動性が悪い方は、口を開きにくくなってしまいます。

 

(※逆もしかりで、顎関節の治療をすると頚椎の動きも改善することがあります)

 

ストレートネックの方や、下ばかりを見ている方は要注意です!

 

 

 

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下ばかり見ている方は頚椎も顎関節も悪くなる

 

 

  

 【当院での治療方法】

あごに問題のある方々は、左右の顎関節が同じように動いていません。

 

またミリ単位での関節のズレもあります。

 

片方が動き過ぎて(オープン側)、片方が動きにくく(クローズ側)なっています。

 

それらを検査や触診で見極めて、矯正により位置を整えていきます。

 

 

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下顎骨右側前下方変位

(カイロプラクティック マニュアル 四肢編 医道の日本社)

 

 

 

顎関節の治療だけではすぐにまたズレてしまいますので、骨盤から背骨にかけて全身的に身体の癖を取り除き、姿勢を改善してズレにくい状態にしていきます。

 

 

 

顎関節の問題はパーマー系カイロプラクティックにより対応可能です!

 

※長い間顎関節に負担をかけられている方は、関節円板の傷みがひどくなっていることが予想されます。

その状態では顎関節のズレを戻してもまた元の悪い状態に戻りやすくなってしまっています。

手遅れになる前に早めの治療をおススメいたします。 

 

 

 

 

 

  • 関節の治療の必要性についてはこちら