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2026-05-27 11:30:00

足底筋膜炎が治らない理由|足裏だけではなく“身体全体”のバランスの崩れ

 

朝起きて一歩目が痛い。

長時間歩くと足裏がズキズキする。

それは「足底筋膜炎」の可能性があります。

 

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 右足を下から見た図

 

 

かずあき鍼灸整骨院です。

 

今回は足裏の痛み、足底筋膜炎についてお話ししたいと思います。

 

湿布やインソールで対処している方も多いですが、
なかなか改善しないケースも少なくありません。


【足底筋膜炎とは?】

足底筋膜炎とは、足の裏にある「足底筋膜」に繰り返し負担がかかることで、炎症が起きている状態です。

足底筋膜

特に、かかと付近に痛みが出やすいのが特徴で、

  • 朝起きて最初の一歩が痛い
  • 長時間歩くと痛みが強くなる
  • 立ち仕事や運動後に痛む
  • 安静にすると少し楽になる

といった症状がみられることがあります。

足底筋膜は、足裏のアーチを支えながら、歩行時や運動時の衝撃を吸収する重要な組織です。

 

そのため、日常生活の中でも負担がかかりやすく、症状が長引いてしまうケースも少なくありません。


【なぜ改善しにくいのか?】

足裏は“結果”であることが多いです。

足底筋膜炎では、痛みが出ている足裏そのものだけでなく、身体全体のバランスが関係していることも少なくありません。

原因として多いのは、

  • 足首の硬さ
  • 足のアーチの崩れ
  • 姿勢や重心バランスの崩れ

などです。

 

 

また、足底筋膜炎といっても、足の構造によって負担のかかり方は異なると考えられています。

文献では、

  1. 足部構造が柔軟であるためにメカニカルストレス(物理的な負担)が生じるタイプ
  2. 足部構造が強固であるためにメカニカルストレスが生じるタイプ
  3. 足部回内(足首が内側に倒れ込む状態)に伴いメカニカルストレスが生じるタイプ

などに分類されています。

 

足底筋膜炎3タイプ.jpg

 

運動器の機能破綻はこう診てこう治す 福井 勉 編 医学書院

 

 

つまり、同じ「足底筋膜炎」という名前であっても、すべて同じ原因とは限りません。

 

そのため、痛みのある部分だけでなく、足の構造や身体全体のバランスまで評価することが重要になります。

 

 

これらによって、本来分散されるはずの衝撃が足底へ集中してしまいます。

足裏の炎症はできるだけ早く落ち着かせたいのですが、人は日常生活の中で立ったり歩いたりする必要があります。

そのため、どうしても足裏へ負担がかかり続け、修復に時間がかかりやすくなります。

特に運動をされている方の場合は、運動を続けながらの治療になることで、改善に時間がかかることもあります。

本来であれば、痛めた部分はしっかり負担を減らすことで回復していくことが多いです。

しかし、

「安静にすると楽になるが、また歩いたり運動すると痛みが戻る」

という方は、根本的な原因が残っているのかもしれません。

 

歩行やランニングのたびに、足底筋膜が繰り返し引き伸ばされ、牽引ストレスが加わっている状態になっている可能性があります。

そのため、単に炎症部分だけへアプローチするのではなく、足底筋膜へ負担をかけ続けている原因そのものを見つけて改善していくことが大切になります。


【足の構造】

足首より先の足には、小さな骨が複雑に組み合わさって存在しています。

 

足の指の骨まで含めると、片足だけで27個もの骨があります。

 

これほど多くの骨で構成されているのには理由があります。

 

足は常に体重を支えながら、微妙な重心バランスを調整しています。

 

さらに、歩行や運動時には地面からの衝撃を吸収しなければなりません。

 

そのため足には細かな動きが必要であり、骨・靭帯・筋肉が協力して「足裏のアーチ構造」を保っています。

 

縦アーチ.jpg

横アーチ.jpg

 

図解 四肢と脊椎の診かた 医歯薬出版株式会社 

 

 

このアーチ構造がクッションの役割を果たすことで、歩行時の負担を分散しています。

 

こうした複雑な働きを可能にするために、足には多くの小さな骨が組み合わさっているのです。


【背骨との関係】

当院では、足の症状であっても背骨の状態を重視しています。

 

なぜなら、背骨は身体の中心であり、姿勢や重心バランスにも大きく関わっているからです。

 

背骨のバランスが崩れることで、

 

体重のかかり方の偏り

筋肉の使い方のアンバランス

姿勢の崩れ

 

などが起こり、結果として足底へ負担が集中しやすくなります。

 

例えば、首や腰の不調によって身体のバランスが崩れると、無意識のうちに片側の足へ体重をかけやすくなることがあります。

 

本来であれば、左右の足でバランスよく体重を支えることで、一部分へ過剰な負担がかかりにくくなっています。

 

しかし、片足ばかりで踏ん張る状態が続くと、負担の集中した足に炎症や痛みが起こりやすくなります。

 

実際に、足底筋膜炎の方でも、頚椎や腰椎、骨盤など全身のバランスが関与していたケースをこれまで経験してきました。


【カイロプラクティックでの治療法】

足底筋膜炎を改善していくためには、痛みの出ている足裏だけでなく、身体全体を評価していくことが大切です。

当院では、

  • 足だけでなく全身のバランスをみること
  • 重心や姿勢の偏りを確認すること
  • 回復しやすい身体環境を整えること

を重視しています。

先ほど記述した通り、当院では背骨の状態に加え、足首や足根骨の動きも確認していきます。

 

ガンステッド足テクニック.jpg

 ガンステッドカイロプラクティック科学&芸術

ルネッサンスジャパン 塩川満章

 

 

背骨のバランスが崩れると、左右での荷重バランスが変化し、片側の足へ負担が集中しやすくなります。

また、足首や足根骨の関節に問題があると、足裏のアーチ構造にも影響が出てきます。

すると、本来クッションの役割をしている足裏の機能がうまく働かず、足底筋膜へ繰り返し牽引ストレスが加わる状態になってしまいます。

足底筋膜は、足裏で“弓の弦”のように張っている組織です。

そのため、アーチ構造の崩れや荷重バランスの乱れによって、常に引き伸ばされるような状態になると、炎症や痛みが起こりやすくなります。

当院では、単に炎症部分だけへ対処するのではなく、足底筋膜へ負担をかけ続けている原因そのものを整えていきます。

 

その場しのぎではなく、「負担がかかりにくい身体」を作っていくことが重要だと考えています。


【まとめ】

足底筋膜炎は、単に「足裏だけの炎症」とは限りません。

実際には、

  • 足のアーチ構造
  • 足首や足根骨の動き
  • 重心バランス
  • 姿勢の崩れ
  • 背骨や骨盤のバランス

など、身体全体の状態が関係しているケースも少なくありません。

そのため、痛みのある部分だけへ対処しても、一時的には楽になるものの、日常生活や運動で再び負担がかかることで症状が戻ってしまうことがあります。

特に、

  • 朝の一歩目が痛い
  • なかなか改善しない
  • 良くなっても再発を繰り返す
  • 湿布やインソールだけでは変化が少ない

という方は、足底筋膜へ負担をかけ続けている“根本的な原因”が残っているのかもしれません。

当院では、足だけでなく身体全体のバランスまで評価し、足底筋膜へ繰り返しかかる牽引ストレスを減らしていくことを重視しています。

その場しのぎではなく、「負担がかかりにくい身体」を作っていくことが、改善と再発予防のために大切だと考えています。

1〜2回で劇的に変わるものではありません。

 

筋トレやダイエットと同じように、身体は少しずつ積み重ねによって変わっていきます。

 

当院のパーマー系カイロプラクティックでは、足の関節の問題や体幹(背骨)の問題を評価しアプローチしていきます。

 

 

さまざまなアプローチを試してもなかなか改善しない方は、一度ご相談ください。