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治療結果を出すために必要なこと
かずあき鍼灸整骨院です。
今回は治療結果を出すために必要なことを書きたいと思います。
慢性症状の治療において、結果が出やすい方と、逆に出にくい方がおられます。
もちろん「長い期間患っている場合」は、結果が出るのに治療回数や期間もかかるのは当然です。
また、「今までに様々な治療を受けて来られた方」も症状が複雑化して治りにくくなっています。
なぜなら多くの場合、痛みやしんどい部分の治療をメインに受けています。
(腰が痛いなら腰だけを刺激する治療、膝であれば膝だけ)
原因である関節のズレを戻さずに緊張した筋肉をほぐすとこじれます
今までの治療で良くなっていないのであれば、その痛みの出ている部分はかばっているだけで、本当に「悪い部分」は違う場所であることがほとんどです。
かばっている部分にばかり刺激を加えると、今度はそこ以外の所でかばうようになり歪みが複雑化します。
※関節(骨組み)の治療の重要性について詳しくはこちら
上記のこと以外でも、「結果が出にくい」理由が3つあります。
- 適切な治療間隔で来院できていない
- 身体を傷める理由を理解せず負担をかけ続けている
- セルフケアを習慣にできていない
右肩上がりに良くならない場合は理由があります
1.適切な治療間隔で来院できていない
治療間隔が空くと元の悪い状態に戻ろうとします。
慢性症状の場合、脳は「悪い状態」に馴染んでいるので、治療により「歪められた」との認識になります。
特に治療を始めて最初の段階では、すぐに悪い状態に戻ろうとしますので、コンスタントに治療をして良い状態を「定着」させていきます。定着してくれば徐々に治療間隔を空けていけます。
2.身体を傷める理由を理解せず負担をかけ続けている
例として、借金状態なのに出費を減らさないことと同じです。
または、お風呂に水を貯めようとしているのに、栓をしっかり閉めていない状態に当てはまります。
身体を傷める原因の多くは、繰り返しの悪い姿勢や悪い動作によります。
これらは見直さなければ、治療をして関節の位置が整っても、維持ができずすぐに悪い状態に戻ろうとしてしまいます。
治療を受けているだけでは難しく「協力」が必要なのはこの理由になります。
仕事や作業の合間に小まめに休息をしたり、睡眠時間をしっかり確保したりするなど、ご自身で回復に努めないといけません。
3.セルフケアを習慣にできていない
歯で例えると歯磨きをしないのと同じことです。
仕事や家事や作業をすることで、重力により必ず身体には物理的な負担がかかります。
特に同じパターンの姿勢や動作が多くなることで、同じ部分に負担がかかり続けることになります。
負担の掛かった部分のセルフケアをしていただかないと、修復が間に合わずに悪い状態に戻ろうとしてしまいます。
炎症時のアイシング、自分に合った正しい体操やストレッチ・筋トレ・運動習慣などは健康を維持するためには必要です。
※ちなみに当院は、治療結果を出すことを最優先にしております。
1~3はご本人様の努力になりますので、治療結果を出すためにはご協力が無いと不可能です。
時には厳しいこともお伝えするかもしれませんが、皆様のお身体が早く機能改善し、健康的で充実した日々を過ごしていただく為ですので、ご理解いただけますと幸いです。