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2022-04-01 18:14:00

肩こりをほぐすのは良くない??

かずあき鍼灸整骨院です。

 

肩こり首こりについてのお話をしたいと思います。

 

まず最初にお伝えしておきたいことがあります。

 

 

肩こりで凝った筋肉をほぐしても、その場しのぎで根本的な解決にはならない」ということです。

 

 

長時間座りっぱなしや、PC作業・運転・下を向いての作業などにより肩が凝った経験は多くの方があると思います。

 

 

肩こりの原因の多くは、頭を支える筋肉の緊張です。

 

痛くなる流れを簡単に説明しますと、

 

 

〈筋肉が緊張して固くなり血管が収縮する〉

   ↓

〈筋肉が血流不足となる〉

   ↓

〈血流不足により細胞が障害され発痛物質が出る〉

   ↓

〈痛みを感じる〉

 

 

このように、肩こりの痛みの原因の多くは筋肉の緊張によります。

 

ではなぜ筋肉はなぜそんなに緊張しなくてはいけないのでしょうか?

 

 

原因は『頭の位置』です。

 

 

頭の重さは大体4~5キロといわれます。

 

そのような重たいものが身体の一番上に位置しています。(バランスを取るのが大変そうです…。)

 

身体を支える大黒柱は背骨です。背骨に頭がちゃんと乗せられていればそんなに筋肉は緊張しなくていいはずです。

 

肩こりの場合、首や肩まわりの筋肉は引き延ばされて耐えている状態です。(これを遠心性収縮といいます)

 

 

 

肩こり筋肉頑張り.png

姿勢の本 山口正貴 P55 引用

 

 

頭が前に行こうとしているのをそれらの筋肉で引き戻そうと頑張っているのに、これらをほぐすとどうなるでしょうか?

 

 

頭はもっと前に行くことになります…。

 

 

これを繰り返していると、どんどん姿勢は悪くなっていきます。

 

筋肉をほぐした時は気持ち良いですが、すぐにまた凝るという方はこれに当てはまっていると思います。

 

また、強いマッサージを受け続けていると、身体は守ろうとして逆にどんどん固い筋肉になろうとします。

 

 

筋肉が固くなるのは、頭の位置が悪くなったことによる結果にすぎません。

 

大事なのは、倒れた背骨が起き上がり、原因である頭がしっかり背骨に乗ってくるようにすることです。

 

原因が取り除ければ、筋肉をほぐさなくてもおのずと柔らかい状態になっていきます。

 

 

また、筋肉が固くなるまえに、頚椎カーブの崩れや捻じれ・傾きなどが存在し、椎間板や靭帯などに負担がかかっているはずです。

 

胸椎が後弯したり巻き肩になったりしても、僧帽筋など肩こりに関係する筋肉は緊張することになります。

 

骨盤や腰椎など土台から姿勢が崩れていることもあります。 

 

当院の治療では筋肉をほぐすということはせず、原因となっている骨組みを物理的・構造的に良い状態に近づけることをしていきます。

 

 

 

当院のパーマー系カイロプラクティックでは、頭を起こしやすい姿勢に改善し、肩こりに対して根本的に治療をすることがが可能です。

 

 

 

  • 関節(骨組み)の治療の重要性についてはこちら