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頭痛について
かずあき鍼灸整骨院です。
『頭痛』について書きたいと思います。
頭痛の種類は様々ですが、今回は脳自体に問題がないもの(偏頭痛や緊張性頭痛)に絞ってお話をしたいと思います。
※起立性調節障害の診断を受けておられたり、お子様の頭痛でお困りの場合もお読みください。
原因がわからず、でも定期的に頭痛があり、ひどい場合は薬が手放せないで困っているという方は結構いらっしゃると思います。
ちなみに私も以前はひどい偏頭痛持ちでしたので、しんどいお気持ちは良くわかります。
偏頭痛では音や光を過敏に感じることもある
頭痛の原因として、
・栄養素
・天気など気圧の変化
・疲労
・ストレス
・生理痛(女性ホルモン)
など色々と言われております。
しかしこれらは、原因ではなく、ただ単に症状を悪化させるもの(増悪因子)だと私は考えます。
今までに頭痛の患者さんを診てきて(自分の身体も含め)、共通している部分があります。
それは、「頚椎で頭の重みを支えきれていない」という事でした。
頚椎の正常なカーブが崩れていたり、捻じれや傾きがあり、それにより頚部の筋肉に過剰に負担がかかり過緊張している場合がほとんどです。
※骨盤・腰椎・胸椎が原因で頚椎が二次的に悪くなる場合もあります。
逆に、頭痛持ちの方で頚椎に問題がなかったパターンは今までみたことはないくらいです。(脳などに原因がなく)
首を支える筋肉が緊張していると、血行不良となり細胞に栄養が行かずに痛みに変わります。これが緊張性頭痛です。
後頭部には4つの重要な筋肉がある
下を向く姿勢になると、特に後頭下筋群といわれる筋肉が頭を引き戻そうと過緊張します。
頭が前に倒れると後頭部の筋肉は緊張して硬くなる
偏頭痛の原因は未だにはっきりと解明されてはおりませんが、何かしらの原因で血管が拡張し、血管まわりの三叉神経を刺激して痛みになると言われております。
これも私の経験からのお話になりますが、偏頭痛は緊張性頭痛から移行していたり混合していることが多く感じます。
緊張性頭痛では血管が収縮しますが、その時にセロトニンという物質が出ています。
血管の収縮状態が続くと、今度はセロトニン不足となり血管が拡張するとも言われています。
また頚椎が捻じれると、椎骨動脈(頚椎の横突孔という穴を通る血管)に負担がかかるとも言われております。
偏頭痛は椎骨動脈の圧力が関係している
(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部 医歯薬出版株式会社)
偏頭痛は血管が広がる時に痛みます。頭を下げた時やお風呂で温まった時、お酒を飲んだ時などです。
他にも偏頭痛の症状として、脳神経症状が出ることもあります。音や光、またはにおいなどを敏感に感じたり視野が狭くなったりする場合もあります。
(私の仮説ではありますが、脳神経に栄養を送る椎骨動脈が関係しているのではと考えています。)
ちなみに、緊張性頭痛では血流不良なので温めると楽になるのですが、偏頭痛では温めると逆に痛みがひどくなるので注意が必要です。
施術で、ただ単に固まっている筋肉をほぐしたり電気を当ててもその時だけで、頭を支えている柱(頚椎)自体の機能を改善させない限り、すぐにまた筋肉は緊張することになります。
また頚椎の関節の捻じれは筋肉をほぐしたとしても一向に変わりません。
当院では、関節の捻じれや傾きを整え、頚椎が頭を支えられる状態に改善させる治療ができます。
パーマー系カイロプラクティックは、どこに行っても、何をしても、頭痛が良くならなかった方の助けになれると思います。
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