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2023-06-19 11:58:00

頚椎について

かずあき鍼灸整骨院です。

 

 

頚椎の重要性や、慢性的に悪くなっている方の原因について書きたいと思います。

 

 

※寝違えを繰り返す方・普段から首がしんどい方・交通事故などで首を痛めている方は特にお読みください。

首のカーブが崩れている可能性があります。

 

 

 

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G=頭の重心 O=支点 ※頭は常に前に倒れようとしている

(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部  医歯薬出版株式会社)

 

 

 

いきなりですが、質問です。

Q.頭の重さは何キロでしょうか?

 

 

 

A.頭の重さは約5kgだと言われています。

(体重の約8% 約4~6kg

 

 

想像してみてください。

 

5kgって結構重たいです。

 

 

スイカ(通常サイズ程度)やボウリングの球(約11ポンド)くらい重たいものが、小さな首の骨に支えられています。

 

 

 

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頭はスイカくらい重たい

 

 

 

その頭の重みを普段は感じることはあまりないと思います。

 

無意識に首が頑張って支えてくれているんです。

 

 

重たい頭を支えるために、頚椎には元々備わっているクッション機能があります。

 

それが首のカーブです。

 

首や腰はもともと生理的前弯といって前カーブが存在しています。

 

 

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このカーブを作っているのは、頚椎の間にある椎間板という軟骨のおかげです。

 

椎間板は前が厚くなっているので、それが積み重なることでカーブが作られます。

 

 

 

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椎間板の前方が広いから前カーブになる

 

 

 

この前弯とよばれるカーブのおかげで、重力の負担がかかった時に頚椎全体がバネのようにしなり力を逃がしてくれます。

 

 

このバネの働きが無くなると筋肉や靭帯、軟骨の負担も増えるので、痛めやすい状況になってしまいます。

 

 

 

Q.では、こちらが「頚椎が悪いなぁー」と客観的に判断するのはどういう場合でしょうか?

 

 

 

A.基本的には、「機能的かどうか?」をみています。

(頚椎がちゃんと関節の仕事ができているかです)

 

 

※普段、首が「痛い」か「痛くない」かは客観的な目安になりません。

 

動きなどの「機能性」の判断が重要です。

 

 

頚椎が機能的かどうかの判断は、

 

①首をちゃんと動かすことができるか?

②首のカーブは保たれているか?

③頭が頚椎の真上で支えられているか?

 

などが基準となります。

 

 

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頭が頚椎の真上で支えられているか?

(筋骨格系のキネシオロジー 監訳者 嶋田 智明 医歯薬出版株式会社)

 

 

 

※ちなみに、首に全く症状がない方でも首が悪い場合があります。

その場合、他の部分が首をかばって耐えていたりします。

 

 

 

では、どれくらい頚椎が動くのかをご自身で確認してみましょう。

 

 

【check】

  • 上を向けるか?(おでこからアゴのラインが水平になるか)
  • 下を向いて突っ張りがないか?
  • 左右同じように向けるか?
  • 左右同じように倒せるか?

 

※どなたかに写真を撮ってもらってもいいですし、目を閉じて動かし、止まる時の硬さの左右差を繊細に感じるようにしてみてください。

 

 

これらの動きが悪かったり左右差がある方は、頚椎の機能が悪くなっています。

 

 

 

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頚椎の可動域

(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部  医歯薬出版株式会社)

 

 

   

Q.では、頚椎が動きにくいとはどういう状態でしょうか?

 

 

 

A.頚椎のカーブが崩れ、関節が捻じれていたり傾いたりしている状態といえます。

 

※筋肉の硬さというより、関節の硬さが原因になります。

 

 

その状態では、椎間板も硬くなっている所が必ずあるはずです。

 

 

 

椎間板の中には髄核とよばれる「コロ」のようなものが存在しています。

 

これが頚椎を動かす際に支点となります。

 

椎間板が圧迫されている状態では、そのコロも圧迫されているので、頚椎も動きにくくなります。

 

 

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(筋骨格系のキネシオロジー 監訳者 嶋田 智明 医歯薬出版株式会社)

 

 

 

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椎間板の髄核は球のようにふるまう

(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部  医歯薬出版株式会社)

 

 

 

つまり、背骨の動きが悪い方は、椎間板も圧迫されて髄核も硬くなっているということになります。

 

 

※首のカーブや歪みの確認は、触診やレントゲンが確実ですが、頚椎の動きが悪い方は、首のカーブも崩れていると予測ができます。

 

  

 

 

Q.では、椎間板はどの状態で一番負担がかかるのでしょうか?

 

 

 

A.背骨が前に倒れる状態が一番の負担となります。

 

 

首であれば下を向いた状態。

 

胸椎であれば猫背で丸まった状態。

 

腰であれば中腰などで丸まった状態。

 

 

日常生活においてこのように負担をかけている場面がかならずあるはずです。

 

 

 

ちなみに、電車などに乗ると、皆さんが下を向いてスマホをみており異様な光景ではあります。

 

(私はいつも「皆さん首に負担をかけているなー」と思って拝見しております。) 

 

 

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下を向いた悪い姿勢

 

 

 このように背骨が前に倒れるような状態で、潰されるような力が加わり、徐々にカーブは無くなっていきます。

 

 

このカーブが無くなった状態の首は「ストレートネック」と呼ばれています。

 

 

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ストレートネックになると頭の重みを支えにくくなりますので、痛みやしびれ、他の部分の痛みなどの症状がでてきたりします。

 

 

負担が続くと、ストレートネックから更に変形が進んでいきます。

 

 

変形が進むと元の首のカーブに戻ることが困難になります。

 

 

 

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今回のブログで一番お伝えしたかったことは、頚椎は前に傾けば傾くほど負担が増えていくということです。

 

 

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日常生活において、工夫をして下を向く時間をできるだけ減らしてみてください。

 

 

頚椎にかかる負担は必ず変わります。

 

 

少しずつ生活習慣を変えてお身体を守ってあげてください。

 

 

将来のお身体は、今の使い方で変わってきます。

 

 

 

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顔を上げた正しいスマホを見る姿勢 

 

 

 

当院のパーマー系カイロプラクティックでは、椎間板にアプローチをし、首のカーブを改善する治療が可能です。

(残念ながら骨や軟骨自体が変形したものはもどせません…)

 

 

※頚椎のカーブは、いくら筋肉の治療しても改善しません。

関節の問題は、関節の治療により改善します。

関節の治療の必要性についてはこちら

 

 

背骨の早期治療により、骨や軟骨が変形するのを防ぎ、痛みのない健康的なお身体を手に入れましょう!