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2023-07-02 11:56:00

腰痛について

かずあき鍼灸整骨院です。

 

腰痛についてお話したいと思います。

(ここでは、筋肉や関節が原因の慢性腰痛についてお話します)

 

 

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腰痛と一言にいいましても種類や原因は様々です。

 

しかし、ひとつ言えることは「物理的に腰で身体を支えにくくなっている」ということは共通していると思います。

 

腰椎に構造的な破綻または、"歪み(ひずみ)" があると予想されます。

 

 

頚椎のブログの時もお話しましたが、腰椎にも元々備わっているクッション機能があります。

 

それが生理的弯曲といわれる腰のカーブです。

 

 

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腰椎はもともと前に反っていてカーブがある 

 

 

腰椎全体として前に弯曲することでバネになり、負担がかかった時に力を逃がしてくれます。

 

正常の腰のカーブは、半径19センチ程度の弯曲と言われています。

 

 

腰のカーブを作っているのは椎間板です。

 

椎間板の前方はもともと広くなっており、それを積み重ねるとカーブが作られます。

 

 

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頚椎や腰椎の椎間板はもともと前方の幅が広い

 

 

中腰や丸まった姿勢が多い方は、椎間板の前方が圧迫されてどんどんへちゃげてきます。

 

腰痛をお持ちの多くの方は、日常生活において腰を丸めて屈んでいるのではないでしょうか。

 

 

NSCA屈み方_page-0001椎間板に.jpg

 

左:正しい屈み方  右:腰を丸めた間違った屈み方

(NSCAジャパン「美しい姿勢で持ち上げよう!」リーフレット引用)

  

 

このような悪い屈み方をしていると、椎間板が圧迫されて腰のカーブが無くなり、クッション性のない腰になってしまいます。

 

そうなると、腰椎で負担を逃がせられなくなり、周りの筋肉や靭帯などを傷めやすくなり腰痛になってしまいます。

 

 

ちなみに、一番下の腰椎(第5腰椎)は、体重の半分の重みを支えていると言われています。

 

ここは背骨という柱のつけ根にあたる部分ですので、負担がかなりかかります。

  

椎間板ヘルニアやぎっくり腰も第5腰椎が原因のことが多いんです。

 

 

腰椎側面L5へたり.jpg

 

薄くなった第5腰椎椎間板

 

 

椎間板の負担を減らすためにも、腰椎ではなく股関節を曲げるように意識しないといけません。

 

股関節を使った屈み方を「ヒップヒンジ動作」といいます。

 

 

NSCA屈み方_page-0001左半分.jpg

 

股関節を使った正しい屈み方であるヒップヒンジ動作

(NSCAジャパン「美しい姿勢で持ち上げよう!」リーフレット引用)

 

 

ヒップヒンジは、しっかりと腰を落とし股関節や膝を曲げた屈み方であり、 腰椎は丸まっていない動き方になります。

 

日頃からこのような動き方を習慣づけることで、腰痛を防ぐことができます。

 

 

また、椎間板がへたり腰のカーブが無くなること以外にも、逆に反りすぎて腰痛になる場合もあります。

 

いわゆる「反り腰」といわれるものです。

 

 

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図のbが反り腰(弯曲が強い腰椎)

(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部  医歯薬出版株式会社) 

 

 

もともとの生まれ持った骨格も関係するのですが、どうしても腰が反りやすい方はおられます。

 

反り腰の原因の多くは、頚椎や胸椎など腰よりも上の部分が硬くなって身体を支えにくくなり、腰で負担を逃がさないといけなくなって反ってしまいます

 

また、股関節周りの筋肉の硬さや、背筋・腹筋のアンバランスなども影響して、骨盤が前に倒れて(骨盤前傾)反り腰になるパターンもあります。

 

腰が反ってしまうと、椎間板よりも後ろにある「椎間関節」という部分に負担がかかってしまい、痛みになったりします。

 

 

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椎間関節は背骨の後ろで連結している

 腰痛を治すからだの使い方 伊藤 和磨 著 池田書店) 

 

 

腰痛について要約しますと、もともとの腰椎のカーブが正常から崩れていることが多く、カーブが無くなったり逆に反りすぎたりすることで発症していることがほとんどです。

 

 

 

【朝一の腰痛について 】

人の身体は、睡眠中に副交感神経(自律神経)の働きにより回復してくれます。

 

本来、朝起きると疲れもとれ、身体も楽になっているはずです。

 

それが、朝起きて「重だるさ」や「疲れ」、「痛み」などを感じるのであれば、寝ている時に回復が追いつかないくらい悪い状態であるということです。

 

仕事や家事などをしていて、「夕方だんだんしんどくなってくる」場合の方がまだマシです。

 

 

ちなみに朝一の腰痛についてのメカニズムをお話しします。

 

特に起床後2~3時間は、腰痛の方にとっては「デンジャラスタイム」と呼ばれています。

 

なぜなら、起床時は椎間板に水分が戻り膨らんでいるといわれます。

 

腰に炎症がある場合は、椎間板などが更に腫れている状態になります。

 

腫れて圧力が高くなると、前かがみのような椎間板が押しつぶされる負担がかかった時に、より痛みを感じることになります。

 

 椎間板から.jpg

 

もともと椎間板は痛みを感じないはずだが…

一生痛まない強い腰をつくる 金岡 恒治 著 高橋書店)

 

 

また、筋肉や靭帯も動き始めは固まっています。

 

起きて動きだしていると、重力の負担により椎間板の水分がまた抜けていき膨らみも変わってきます。

 

椎間板の腫れや、筋肉や靭帯の柔軟性も戻ることで痛みが軽減してくるのが特徴です。

 

 

 

 【他の原因による腰痛 】

腰痛には重症度緊急性が高いものも隠れていたりします。

 

  • 内臓疾患(腎臓疾患・婦人科疾患・腹部大動脈瘤など)
  • 感染(化膿性脊椎炎など)
  • 骨折(椎体圧迫骨折など)
  • 悪性腫瘍(脊椎腫瘍・脊髄腫瘍など)

 

これらは、放っておくと大変なことになりますので、病院での早期発見早期治療が必要です。

 

ほんの一例ですが、簡単なチェック項目を書いておきます。

  

●このような方は ✔

  • 病院で腰痛の診察を受けたことがない
  • 50代以降で長引く腰痛
  • 尻もちをついてから腰が痛くなった
  • 微熱が続いている
  • 腰痛以外にも内臓に関係する症状がある
  • 安静にしている時でも腰が痛い
  • 体重減少がみられる

 

どれか当てはまる方は、一度病院の受診をお勧めいたします。

 

 

病院でしっかり診察も受けられて上記の疾患を除外できている場合は、運動器(筋肉や関節)の問題が考えられます。

 

運動器の問題は当院にお任せください!

 

 

当院のパーマー系カイロプラクティックでは、椎間板にアプローチをし、腰のカーブを改善する治療が可能です。

 

また、反り腰の方にも骨格・骨組みのアプローチにより対応可能です。

 

(残念ながら骨や軟骨自体が変形したものはもどせません…)

 

背骨の早期治療により、骨や軟骨が変形するのを防ぎ、痛みのない健康的なお身体を手に入れましょう!  

 

 

※腰椎のカーブは、いくら筋肉の治療しても改善しません。

関節の問題は、関節の治療により改善します。

 

 

  • 関節の治療の必要性についてはこちら