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あずきときなこ
ガンステッドテクニックとは
パーマー系カイロプラクティックのテクニックの中に、ガンステッドテクニックというものがあります。
クラレンス・ガンステッドD.C.により作られた治療法です。
簡単に説明しますと、「脊柱全体(フルスパイン)の歪みを整えて神経の流れを良くする」テクニックになります。
カイロプラクティックの中で最も科学的かつ習得が難しいテクニックと言われています。
背骨の神経圧迫にこだわり、科学的に問題の背骨を見つけ出し、その問題を取り除くことで神経伝達を改善させて身体を治していく治療法です。
また背骨以外にも、全身の骨格に対して矯正方法があり治療が可能です。
【特徴】
- 身体の土台となる骨盤(仙腸関節)から治療をしていく。土台理論
- 凸側からアプローチを行う。椎間板は平行でなければならない。椎間板理論
- 椎骨の後方変位を取り除く。
- 神経圧迫測定器(ナーブスコープ)・レントゲン分析・モーションパルペーションなどにより、的確にサブラクセーションを見つけ出す。
- サブラクセーションを的確にかつ「捻じらず」に矯正をする。etc.
ガンステッドテクニックで使用する治療道具
これらのシステムにより、治癒へと導くのがガンステッドテクニックになります。
骨盤から頚椎・後頭骨までレントゲン写真を使って科学的に分析をします。
一つ一つの椎骨の角度やアライメント(骨の並び)を「線引き」 をして評価します。
これによりサブラクセーションといわれる原因の骨を見極め、アジャスト(矯正)の参考にします。
レントゲンはあくまでも参考にするものであり、他にもナーブスコープといわれる皮膚表面温度の確認や、触診が非常に重要となります。
ちなみに、ガンステッドテクニックでは神経圧迫を重要視していますので、矯正箇所は慎重に決定いたします。
※矯正箇所は、ただ単に「ズレているから」や「固いから」という理由で決めません。(カンパンセーションといい二次的にかばっている部分の可能性があるからです。)
このようにガンステッドテクニックは科学的であり、非常に習得が難しいものですが、使いこなせればとても効果が高い治療法になります。
クラレンス・ガンステッドD.C.
1898年~1978年
残念ながら治療をお断りするケース
申し訳ありませんが、当院では次のような方への治療はお断りをしています
- 態度、マナー、言葉遣いの悪い方
- 治療を受けてさえいれば治ると思って、自分ではいっさい努力をする意思がない方
- 専門家の意見を素直に聞き入れようとしない方
- 「1回受ければスグに治る」という魔法のような治療を期待されている方
- 遅刻を繰り返される方
- 治療の効果や結果は二の次で、とにかく安いところを探している方
治療をお断りする理由といたしまして、
『当院は治療を行う場所』であり、身体を治すことを最優先にさせていただいているからです。
特に慢性症状の場合、原因は日々の悪しき生活習慣による負担の蓄積です。
治療を受けているだけでは、すぐに悪い状態に戻ってしまいます。
「治る」ためには、治療家と患者さんが同じゴールを目指して"二人三脚"で進まなければいけません。
こちらのアドバイスに耳を傾けていただき、"治療に参加"して下さらなければ結果を出すことが難しく、せっかくお金と時間を使って来ていただいても、無駄になってしまいます。
(一回一回の治療を大事にしていただきたいと思っております)
しかしながら、症状の程度に関係なく、真摯に治そうとしている方であれば、当院は間違いなくお力になれると思っております。