blog
坐骨神経痛について
かずあき鍼灸整骨院です。
坐骨神経痛について書きたいと思います。
坐骨神経痛とは、お尻や太ももすねやふくらはぎの痛みやしびれの事を言います。
痛みやしびれ以外にも、重だるさや筋肉の張り、冷感や灼熱感などもあったりします。
わが国では約1,400万人くらいの方がいるのではないかと言われております。
ちなみにこれは、病気の名前ではなく「症状」の名前です。この症状を引き起こす病気は様々です。(代表的なものは椎間板ヘルニアや狭窄症)
坐骨神経とは、腰や仙骨からでる神経(L4~S3神経根)が束になって足までつながっており、脚の筋肉を動かしたり感覚をみたりしています。人体で最も太い末梢神経です。
(自分で治す!坐骨神経痛 著 銅治 英雄)
この神経が圧迫を受けたりすることで、神経が損傷して不具合が起きます。
感覚神経の不具合であれば痛みやしびれですし、運動神経の不具合であれば筋力が低下します。
要するに坐骨神経痛とは、腰から殿部までのどこかで神経が圧迫を受けているということです。
(自分で治す!坐骨神経痛 著 銅治 英雄)
【坐骨神経痛を引き起こすもの】
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 梨状筋症候群 etc.
しかし、上記の原因に当てはまらず、病院でもこれといった診断がつかずに困られている方は多くいらっしゃいます。
そのような方の多くは、腰椎のカーブが崩れています。
腰椎は元々、生理的前弯といって半径19cmのカーブが備わっており、そのカーブがしなることで負担を逃がしています。
カーブを作っているのは椎間板です。
悪い姿勢や中腰など、間違った使い方により椎間板に負担が蓄積して、腰のカーブが崩れてしまいます。
カーブが崩れると椎間板への圧力が更に強くなり、椎間板が薄くなっていきます。
その結果、神経根の出口である椎間孔を狭くしてしまいます。
長年の負担により薄くなった椎間板
または、骨盤(仙腸関節)のズレにより腰椎や坐骨神経に負担がかかっていることもあります。
パーマー系カイロプラクティックでは、腰椎のカーブや骨盤(仙腸関節)のズレ、椎間板の機能などを改善させることができます。
※注意※
神経は長い時間圧迫されると変性(性質の変化)てしまい元の状態には戻らなくなります。
後悔することのないように早めに手を打たれることをお勧めいたします。
※腰痛について詳しくはこちら
※パーマー系カイロプラクティックが治る理由はこちら
膝の痛みについて
かずあき鍼灸整骨院です。
慢性的な膝の痛みについて書きたいと思います。
一番最初にお伝えしておきますが、慢性的な膝の痛みの原因は、膝以外の場所にあることがほとんどです!(ケガで膝を傷めた場合は別ですが)
ですので、慢性的な膝痛の方の場合、膝に電気を当てたり、膝周りの筋肉をほぐしてもその場しのぎであり、良くなってはいきません。
【check】
・正座で膝が曲げられない
・片足立ちで左右同じようにしゃがめない
・階段などで膝が痛い
・歩くと膝が痛くなる
・膝が痛くて走れない
・膝が痛くてジャンプができない
上記のチェックのどれかが当てはまる方は、膝関節で捻じれや傾きが存在しているかもしれません。
要するに、関節で骨と骨とが滑らかに動かせていないということです。
膝関節の動きは、ドアの蝶番(ちょうつがい)のように、開けたり閉めたりの単純な動きになります。
大腿骨と脛骨という骨がこの蝶番のように動き、曲がったり伸びたりできます。
蝶番(ちょうつがい)
この単純な動きの関節のことを一軸性関節といいます。(※厳密にはらせん関節であり、伸展時に脛骨が外旋します )
蝶番のように膝の関節が、真っすぐに曲げ伸ばしができていれば、関節軟骨や半月板が擦れて削れることはないはずです。
大腿骨や脛骨が捻じれたまま膝を曲げたり伸ばしたりしているので、摩擦が起きて炎症となり関節が破綻してしまうのです。
ではなぜ大腿骨や脛骨が捻じれるのでしょうか?
大腿骨が捻じれる原因は、それより上の骨盤や背骨に原因が隠れていますし、脛骨の場合はそれより下の関節であったりします。
どこが悪いかは人それぞれですので、細かく検査や触診をして見極めていきます。
骨盤のズレ(EX-IN変位 A-P像)
(ガンステッドカイロプラクティック科学&芸術 ルネッサンスジャパン 塩川満章 引用)
とにかく膝関節は、他の関節の尻拭いをさせられることが多い場所なんです。
ですので、膝以外の原因の場所を改善させずに、サプリなどを飲んだりしても物理的な負担は変わらないでしょう。
また、膝周りの筋肉を鍛えると関節が安定(スタビリティ)するので良いのですが、それは関節がしっかり動く(モビリティ)ようになってからの話であり、曲げたり伸ばしたりできない状態で無理に筋トレで関節に負担をかけてしまいますと、余計に軟骨が削れるリスクがありますし、可動域は悪いままです。
まずは「モビリティファースト」、関節が動きやすくなることが優先です。
パーマー系カイロプラクティックでは、慢性的な膝痛の方の根本原因にアプローチすることができます。
軟骨が摩耗しきってしまったら取り返しがつきません。そうなる前に早めに解決されることをお勧めいたします。
※パーマー系カイロプラクティックが治る理由はこちら
肩が上げにくくなる理由について
かずあき鍼灸整骨院です。
肩が上げにくくなる理由についてお話いたします。
私が一番問題だと感じるのは、肩の関節での骨同士の摩擦です!(細かく言えば、骨と骨の間には関節軟骨・関節唇・滑液包などがあります)
骨の周りには腱や靭帯などもあります。
それらが擦れてしまうと、傷んで炎症がおきてしまいます。
骨同士の摩擦の具体的な話をしますと、肩甲上腕リズムの崩れや上腕骨頭のブレです。
どういうことかと申しますと、腕を動かす時は肩関節と肩甲骨が連動して動いています。
腕の骨だけ動くのではなく、肩甲骨も一緒に動いているんです。
例えば、肩関節を180度の位置まで上げた時は、腕の骨が120度動き、肩甲骨が60度動いて、2:1の割合になると言われています。
筋骨格系のキネシオロジー 医歯薬出版株式会社 監訳:嶋田智明 引用
肩甲骨が動きにくくなってくると、腕の骨だけが動き肩関節で摩擦がおきやすくなり炎症状態になってしまいます。
また肩甲骨は、胸郭とよばれる鳥かご状のパーツ(肋骨や胸椎から構成)の上をスライドして動くのですが、この胸郭の柔軟性や形状が崩れると、肩甲骨が動きにくくなってしまいます。
要約しますと、
①上腕骨が動くためには、土台の②肩甲骨が動かないといけない。
肩甲骨が動くためには、そのまた土台の③胸郭(肋骨・胸椎)の形状や柔軟性が関係するということです。
また、肩関節は球関節(ボールジョイント)であり、かなり広い可動性を持っています。
その為、四方八方から靭帯で固められ守られています。
物理的な負担の蓄積やケガなどにより靭帯が固くなったり、引き延ばされると、腕を動かすときに上腕骨頭が元々の位置からブレてしまい不安定な状態になってしまいます。
これも摩擦の原因になります。
肩関節周りの靭帯や関節包の固さが原因であれば、柔軟性を出さなければなりませんし、緩みが原因であれば筋肉などを強くして安定させることも必要だと思います。
肩関節の疾患は様々あります。
・五十肩
・腱板断裂
・インピンジメント症候群
・SLAP損傷(関節唇損傷)
・石灰沈着性腱板炎 etc.
これら疾患の原因は様々言われておりますが、上記のような物理的な負担による炎症は大いに関係していると思います。
慢性的に肩関節が悪い方で、背中や胸郭(肋骨・胸椎)、肩甲骨が固くない方はあまり診たことがありません。(※突発的なケガの場合は別ですが…)
当院では、上腕骨の土台になる肩甲骨、そのまた土台となる胸郭(肋骨・胸椎)の固さや歪みを改善させ動きやすい状態にさせることをしていきます。
やはり肩であったり膝であったり、股関節であり、どのような症状の方でも「体幹・背骨」の崩れが原因のことが多いと感じます。
局所的な治療でいい結果が出ていない方は、一度背骨の治療を試されることをお勧めいたします。
私は、背骨の根本的な治療はパーマー系カイロプラクティックが優れていると信じています。
※パーマー系カイロプラクティックが治る理由はこちら
なぜ関節(骨組み)の治療が必要なのか?
かずあき鍼灸整骨院です。
当院の治療方針は「背骨の位置を整える」ことをメインとしております。
なぜ筋肉ではなく関節(骨組み)の治療が大事なのか?
それは当院は慢性症状の方の治療をメインとしており、その原因は骨格(背骨から骨盤)によるものがほとんどだからです。
背骨が捻じれたり傾いたりすることで、屋台骨が揺らぐ状態になります。安定性がなくなるので、様々な部分で踏ん張ろうとして負担がかかり、それが痛みなどに変わります。
そのため、慢性症状での「筋緊張」は、長年の姿勢や偏った動き方など身体の癖が原因になります。
逆に慢性症状ではないもの、例えばスポーツでの筋疲労や、普段しない動きなどによる単なる一時的な使い痛みなどの「筋緊張」では、筋肉をほぐす治療をすると回復が早くなると思います。(あん摩マッサージ指圧・鍼灸・電気治療など)
運動などによる筋緊張をほぐすのはいいが…
慢性的に身体の歪みがひどい方は、例えば骨盤で右に倒れて、次に腰が左に倒れて、またその次に肩が右に倒れて、更にまたその次に首が左に倒れるというような複雑な状態になっています。
歪み方は、10人いたら10通りなのですが、とにかく長年悪い姿勢が続いている方は、どちらにしても複雑な歪みになっています。
歪みを放っておくと複雑化していく
なぜ、歪みはこんなに複雑になるのでしょうか?
その理由は、「人間の身体は頭を水平垂直に保つことを最優先にしている」からです。
例えば、何かしらの理由で土台である骨盤が右に傾いたのであれば、それより上の部分の頭まで一緒に右に倒れようとするはずです。
ピサの斜塔
建築物が傾いた場合はそのままですが、人間の身体の場合は、土台が傾いたとしてもどうにか頭は真っすぐにしようと修正します。
これを「補正作用」といいます。
頭の傾きを常に見張っているのは、耳の奥にある内耳という部分です。
内耳にある平衡感覚(前庭神経)が働きバランスを取ってくれています。
内耳で頭の傾きを感知している
その証拠に、お見かけしたことがあるかと思いますが、どんなに背中が丸くなっていても、頭だけは正面を向いている方がいます。(亀背の方など)
亀背でも頭は真っすぐを維持している
このように、補正作用の働きにより、他の部分がどうなろうとも頭だけは垂直水平を保とうとします。
では、骨盤の傾きから身体が歪む例を考えてみます。
骨盤が傾いて固まってしまい、そこが動かなくなると、違う部分(腰椎・胸椎・頚椎)で戻そうとします。
(背骨には椎間板というクッションがあるのでそれが犠牲になります。)
今度は更にかばった所で耐えきれなくなれば、今度はまた違う部分で戻そうとします。
このかばってかばってを繰り返して身体の歪みは複雑化していきます。
①の状態で踏ん張っている筋肉(黄色矢印)をほぐすと傾きがもっと強くなる
傾きが強くなると、別の場所(②の部分)で反対に戻そうとする
慢性的な姿勢が原因の筋緊張の場合は、筋肉をほぐす施術を行うと、その歪みの進行が加速します。
ほぐすことでかばっている部分が変わります。
そうすると、最初にしんどかった筋肉の痛みはなくなります。
しかし、最初の歪みが治っているわけではありません…
最初の歪みはそのままで、新たに歪みが増えてしまったのです。
そうなると、新たな歪みの部分に痛みが出てくることになります。
このように、長年患っている方ほど、歪みが多くなり複雑化しています。
安易に筋緊張があるからといってほぐしていると取り返しがつかなくなってしまいます。
それよりも、傾いた原因の骨組み(関節)を早く元に戻すということをしなければ解決にはなりません。
歪んだ姿勢が長く続けば続くほど、脳がそれを覚えてしまいその状態で馴染んでしまいます。
馴染んでしまったら、それを変えていくのはとても困難です。
そうなる前に、姿勢(骨組み)のケアをされておくことをお勧めいたします。
当院のパーマー系カイロプラクティックでは、関節の機能を改善でき根本的な解決が可能です。(残念ながら骨や軟骨自体が変形したものはもどせません…)
- 姿勢について詳しくはこちら
- パーマー系カイロプラクティックが治る理由はこちら
- 関節の治療であるスラスト(ボキボキ)についての説明はこちら
頭痛について
かずあき鍼灸整骨院です。
『頭痛』について書きたいと思います。
頭痛の種類は様々ですが、今回は脳自体に問題がないもの(偏頭痛や緊張性頭痛)に絞ってお話をしたいと思います。
※起立性調節障害の診断を受けておられたり、お子様の頭痛でお困りの場合もお読みください。
原因がわからず、でも定期的に頭痛があり、ひどい場合は薬が手放せないで困っているという方は結構いらっしゃると思います。
ちなみに私も以前はひどい偏頭痛持ちでしたので、しんどいお気持ちは良くわかります。
偏頭痛では音や光を過敏に感じることもある
頭痛の原因として、
・栄養素
・天気など気圧の変化
・疲労
・ストレス
・生理痛(女性ホルモン)
など色々と言われております。
しかしこれらは、原因ではなく、ただ単に症状を悪化させるもの(増悪因子)だと私は考えます。
今までに頭痛の患者さんを診てきて(自分の身体も含め)、共通している部分があります。
それは、「頚椎で頭の重みを支えきれていない」という事でした。
頚椎の正常なカーブが崩れていたり、捻じれや傾きがあり、それにより頚部の筋肉に過剰に負担がかかり過緊張している場合がほとんどです。
※骨盤・腰椎・胸椎が原因で頚椎が二次的に悪くなる場合もあります。
逆に、頭痛持ちの方で頚椎に問題がなかったパターンは今までみたことはないくらいです。(脳などに原因がなく)
首を支える筋肉が緊張していると、血行不良となり細胞に栄養が行かずに痛みに変わります。これが緊張性頭痛です。
後頭部には4つの重要な筋肉がある
下を向く姿勢になると、特に後頭下筋群といわれる筋肉が頭を引き戻そうと過緊張します。
頭が前に倒れると後頭部の筋肉は緊張して硬くなる
偏頭痛の原因は未だにはっきりと解明されてはおりませんが、何かしらの原因で血管が拡張し、血管まわりの三叉神経を刺激して痛みになると言われております。
これも私の経験からのお話になりますが、偏頭痛は緊張性頭痛から移行していたり混合していることが多く感じます。
緊張性頭痛では血管が収縮しますが、その時にセロトニンという物質が出ています。
血管の収縮状態が続くと、今度はセロトニン不足となり血管が拡張するとも言われています。
また頚椎が捻じれると、椎骨動脈(頚椎の横突孔という穴を通る血管)に負担がかかるとも言われております。
偏頭痛は椎骨動脈の圧力が関係している
(カパンジー機能解剖学 Ⅲ脊椎・体幹・頭部 医歯薬出版株式会社)
偏頭痛は血管が広がる時に痛みます。頭を下げた時やお風呂で温まった時、お酒を飲んだ時などです。
他にも偏頭痛の症状として、脳神経症状が出ることもあります。音や光、またはにおいなどを敏感に感じたり視野が狭くなったりする場合もあります。
(私の仮説ではありますが、脳神経に栄養を送る椎骨動脈が関係しているのではと考えています。)
ちなみに、緊張性頭痛では血流不良なので温めると楽になるのですが、偏頭痛では温めると逆に痛みがひどくなるので注意が必要です。
施術で、ただ単に固まっている筋肉をほぐしたり電気を当ててもその時だけで、頭を支えている柱(頚椎)自体の機能を改善させない限り、すぐにまた筋肉は緊張することになります。
また頚椎の関節の捻じれは筋肉をほぐしたとしても一向に変わりません。
当院では、関節の捻じれや傾きを整え、頚椎が頭を支えられる状態に改善させる治療ができます。
パーマー系カイロプラクティックは、どこに行っても、何をしても、頭痛が良くならなかった方の助けになれると思います。
- パーマー系カイロプラクティックが治る理由はこちら
- 頚椎について詳しくはこちら
- 肩こりについてはこちら