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夏に油断していると寒くなってから恐い!?
かずあき鍼灸整骨院です😄
暑さ厳しい毎日でありますが、お身体の調子はいかがでしょうか❓
ちなみに筋肉や靭帯・関節は、暖かい季節のほうが、組織が柔らかくなり血流も良くなります。
その為動きやすく、痛みも出にくくなっているはずです👍
(※逆に、この暑い季節に痛みやしびれが出ている方は、相当悪化していると言えます😭)
勘違いしてはいけないのが、ケアをしていない場合、今痛みがないからといって身体の機能が改善した訳ではありません。
放ったらかしで歪みが治ることはないんです😫
ただ単に季節のお陰で、寒い時よりも動きやすくなっているだけです☀️
ということは、寒くなると身体は必ず硬くなり痛みなどの症状が出やすくなります😰
しかし、痛みが出てから治療をまた始めたとしても治りにくくなっており、治療回数も時間もかかりますし、軟骨は摩耗したら元には戻りません💦
痛くなる前の『硬いだけの段階』でケアをして、痛めないように予防をすることがとても大切なんです✨
例えとして、イソップ童話『アリとキリギリス』のアリのように、夏にコツコツと冬のための食料を蓄えておけば、心配なく冬を越せる話に似ています。
皆様が痛みに振り回されることなく、寒い時期も健康的に乗り越えられることを祈っております!
※最後の施術から3ヶ月以上経過した場合、再診料(1,000円)が別途必要になります。
治療結果を出すために必要なこと
かずあき鍼灸整骨院です。
今回は治療結果を出すために必要なことを書きたいと思います。
慢性症状の治療において、結果が出やすい方と、逆に出にくい方がおられます。
もちろん「長い期間患っている場合」は、結果が出るのに治療回数や期間もかかるのは当然です。
また、「今までに様々な治療を受けて来られた方」も症状が複雑化して治りにくくなっています。
なぜなら多くの場合、痛みやしんどい部分の治療をメインに受けています。
(腰が痛いなら腰だけを刺激する治療、膝であれば膝だけ)
原因である関節のズレを戻さずに緊張した筋肉をほぐすとこじれます
今までの治療で良くなっていないのであれば、その痛みの出ている部分はかばっているだけで、本当に「悪い部分」は違う場所であることがほとんどです。
かばっている部分にばかり刺激を加えると、今度はそこ以外の所でかばうようになり歪みが複雑化します。
※関節(骨組み)の治療の重要性について詳しくはこちら
上記のこと以外でも、「結果が出にくい」理由が3つあります。
- 適切な治療間隔で来院できていない
- 身体を傷める理由を理解せず負担をかけ続けている
- セルフケアを習慣にできていない
右肩上がりに良くならない場合は理由があります
1.適切な治療間隔で来院できていない
治療間隔が空くと元の悪い状態に戻ろうとします。
慢性症状の場合、脳は「悪い状態」に馴染んでいるので、治療により「歪められた」との認識になります。
特に治療を始めて最初の段階では、すぐに悪い状態に戻ろうとしますので、コンスタントに治療をして良い状態を「定着」させていきます。定着してくれば徐々に治療間隔を空けていけます。
2.身体を傷める理由を理解せず負担をかけ続けている
例として、借金状態なのに出費を減らさないことと同じです。
または、お風呂に水を貯めようとしているのに、栓をしっかり閉めていない状態に当てはまります。
身体を傷める原因の多くは、繰り返しの悪い姿勢や悪い動作によります。
これらは見直さなければ、治療をして関節の位置が整っても、維持ができずすぐに悪い状態に戻ろうとしてしまいます。
治療を受けているだけでは難しく「協力」が必要なのはこの理由になります。
仕事や作業の合間に小まめに休息をしたり、睡眠時間をしっかり確保したりするなど、ご自身で回復に努めないといけません。
3.セルフケアを習慣にできていない
歯で例えると歯磨きをしないのと同じことです。
仕事や家事や作業をすることで、重力により必ず身体には物理的な負担がかかります。
特に同じパターンの姿勢や動作が多くなることで、同じ部分に負担がかかり続けることになります。
負担の掛かった部分のセルフケアをしていただかないと、修復が間に合わずに悪い状態に戻ろうとしてしまいます。
炎症時のアイシング、自分に合った正しい体操やストレッチ・筋トレ・運動習慣などは健康を維持するためには必要です。
※ちなみに当院は、治療結果を出すことを最優先にしております。
1~3はご本人様の努力になりますので、治療結果を出すためにはご協力が無いと不可能です。
受け身ではなく「自分でも治す」という意識が必要になります。
時には厳しいこともお伝えするかもしれませんが、皆様のお身体が早く機能改善し、健康的で充実した日々を過ごしていただく為ですので、ご理解いただけますと幸いです。
肩こりをほぐすのは良くない??
かずあき鍼灸整骨院です。
肩こり首こりについてのお話をしたいと思います。
まず最初にお伝えしておきたいことがあります。
「肩こりで凝った筋肉をほぐしても、その場しのぎで根本的な解決にはならない」ということです。
長時間座りっぱなしや、PC作業・運転・下を向いての作業などにより肩が凝った経験は多くの方があると思います。
肩こりの原因の多くは、頭を支える筋肉の緊張です。
痛くなる流れを簡単に説明しますと、
〈筋肉が緊張して固くなり血管が収縮する〉
↓
〈筋肉が血流不足となる〉
↓
〈血流不足により細胞が障害され発痛物質が出る〉
↓
〈痛みを感じる〉
このように、肩こりの痛みの原因の多くは筋肉の緊張によります。
ではなぜ筋肉はなぜそんなに緊張しなくてはいけないのでしょうか?
原因は『頭の位置』です。
頭の重さは大体4~5キロといわれます。
そのような重たいものが身体の一番上に位置しています。(バランスを取るのが大変そうです…。)
身体を支える大黒柱は背骨です。背骨に頭がちゃんと乗せられていればそんなに筋肉は緊張しなくていいはずです。
肩こりの場合、首や肩まわりの筋肉は引き延ばされて耐えている状態です。(これを遠心性収縮といいます)

姿勢の本 山口正貴 P55 引用
頭が前に行こうとしているのをそれらの筋肉で引き戻そうと頑張っているのに、これらをほぐすとどうなるでしょうか?
頭はもっと前に行くことになります…。
これを繰り返していると、どんどん姿勢は悪くなっていきます。
筋肉をほぐした時は気持ち良いですが、すぐにまた凝るという方はこれに当てはまっていると思います。
また、強いマッサージを受け続けていると、身体は守ろうとして逆にどんどん固い筋肉になろうとします。
筋肉が固くなるのは、頭の位置が悪くなったことによる結果にすぎません。
大事なのは、倒れた背骨が起き上がり、原因である頭がしっかり背骨に乗ってくるようにすることです。
原因が取り除ければ、筋肉をほぐさなくてもおのずと柔らかい状態になっていきます。
また、筋肉が固くなるまえに、頚椎カーブの崩れや捻じれ・傾きなどが存在し、椎間板や靭帯などに負担がかかっているはずです。
胸椎が後弯したり巻き肩になったりしても、僧帽筋など肩こりに関係する筋肉は緊張することになります。
骨盤や腰椎など土台から姿勢が崩れていることもあります。
当院の治療では筋肉をほぐすということはせず、原因となっている骨組みを物理的・構造的に良い状態に近づけることをしていきます。
当院のパーマー系カイロプラクティックでは、頭を起こしやすい姿勢に改善し、肩こりに対して根本的に治療をすることがが可能です。
- 関節(骨組み)の治療の重要性についてはこちら
- 頚椎についてはこちら
- 頭痛についてはこちら
ボキボキについて
かずあき鍼灸整骨院です。
今回は、骨のボキボキについてお話をしたいと思います。
骨に速い刺激を加えて矯正するテクニックのことをスラストといいます。
よく患者さんに「骨をボキボキするの?」「ボキボキは安全なの?」と聞かれます。
治療をする人間が、関節の構造を理解して正しい方向に骨を動かせば関節が鳴ったとしてもなんの危険もありません。
そもそも正しく治療をしているカイロプラクターは、ボキボキ鳴らすことを目的としていません。
ガンステッドD.C.の頚椎矯正
ガンステッドカイロプラクティック科学&芸術
ルネッサンスジャパン 塩川満章 引用
※ガンステッドテクニックについてはこちら
関節に対して治療を行い、それに伴い結果的に関節が鳴っただけの話です。
(※関節の治療の必要性についてはこちら)
目的はあくまで、正しい位置にミリ単位で骨を戻すことです。
逆にいえば、音は鳴ろうが鳴るまいが正しく骨が動いていればそれで良いのです。
関節に対して刺激をしますので、関節の中の圧力が変わり窒素ガスが弾けて「ボキッ」と音が鳴ります。(キャビテーション現象から生じるクラック音)
※音が鳴っても、動かしたい骨が正しく矯正できているとは限りません。(その判断は触診などで確認します)
ではなぜカイロプラクティックでは、わざわざ嫌がられる恐れのあるスラストを治療で用いているのか?
理由は、スラストにはメリットがあるからです。
それは、数学の力積(力×力が加えられた時間)が関係するのですが、簡単にいうと「だるま落とし」の原理です。
じわっと押すよりも速く押す方が、上下との摩擦が少なくすみます。
「テーブルクロス引き」も同じ原理です。
要するに、速く動かすことで周りの組織に負担をかけずに、動かしたい所だけを動かせる利点があるのです。
逆に速く動かすことのデメリットもあります。
スピードを使うのでブレやすく、力の方向や強弱のコントロールが難しくなります。
背骨はとても複雑な構造をしております。
特に頚椎の場合など、脊髄神経や椎骨動脈・椎間板やルシュカ関節などにどのようなリスクがあるのかを考えないといけません。
解剖学の重要性を考慮せず「ボキボキと鳴らすことを目的」に回旋を主とした矯正などを行うと非常に危険です。(YouTubeなどで散見されます)
※ちなみにガンステッドテクニックでは、椎骨の後方変位を取り除くことを重要視しておりますので、後方から前方への矯正が主となります。
列車はレールに沿って動かないと脱線してしまいます。
脱線しなくても大きな力がかかればレールや車輪が歪みます。
関節も同じでレールのように動かせる方向は決まっております。
背骨の正しい矯正方向(椎間板の方向で後方から前方)
ガンステッドカイロプラクティック科学&芸術 ルネッサンスジャパン 塩川満章 引用
また、回旋がメインの矯正は音は鳴りやすいですが、頚椎や腰椎などを正しいカーブに戻すことはできません。
いつまで経っても背骨の機能は改善しないのです。
ちなみに、関節の固さは個人差があり、矯正の方向や力加減は一人ひとり全く違います。
関節が硬く可動域がせまい方に強い力でいき過ぎた矯正を行うと、逆に組織を傷めてしまい炎症などがおきてしまいます。(人為的な捻挫といえます)
当院ではそのようなリスクを理解した上で、安全に関節に対しての治療を行っております。
※嫌がられている方に無理にスラストを行うことは致しません。
また、年齢や柔軟性などを考えて、お一人おひとりに合った治療方法を使い分けますので、年配の方や小さいお子様もご安心ください。
※逆に、「ボキボキ鳴らしてほしい」という要望もお断りしております。
今までお話ししたように、当院の治療方針は身体の機能を改善していくことです。
治療において関節が"鳴る"ことはありますが、"鳴らす"ことを目的としていません。
鳴らすことが目的になれば、適切な刺激ではなくなり、機能改善していかない可能性があるからです。
- 私がカイロプラクティックを選んだ理由についてはこちら
- カイロプラクティックについて詳しくはこちら
- パーマー系カイロプラクティックが「治る理由」についてはこちら
- 身体の歪み・姿勢についてはこちら
- 治療家がすぐには手にすることができないものについてはこちら
ドロップベッド(トムソンテーブル)について
かずあき鍼灸整骨院です。
今回は、当院でも治療で使用しているドロップベッド(トムソンテーブル)について話したいと思います。
クレイ・トムソンD.C.が1950年代に考案しました。
クレイ・トムソンD.C.
ドロップベッドのメリットは「小さな力で安全かつ効果的」にズレた部分を矯正できることです。
※骨の矯正(スラスト)について詳しくはこちら
骨盤・腰部・背中・頚部の各パーツがそれぞれ数センチ程度上下に可動するようになっており、矯正したい場所だけを動かせます。
リフトアップして落ちる時の重力(位置エネルギー)を利用するので、軽い力で矯正できます。
ドロップベッドといってもメーカーやモデルなど様々あります。
当院で使っているものは、世界中で多くのカイロプラクターに愛用されているハイグレードモデル「ゼニス440」であります。
このモデルのメリットとして、
①コンプレッサーによる圧縮空気を利用し、ソフトでスムーズなコッキング(リフトアップ)により、安全でストレスのない効率的な矯正が可能。
②骨盤部は、前下方・直下・後下方(3方向)へのドロップ方向切り替えで、多様な手技にも対応可能。
③ベッドが起立する機能(ハイロー機能)により、自力でベッドに乗ることが困難な患者さんにも負担をかけないことが可能。
また、立った状態からそのまま寝られるので、正確な脚長差の判断をすることが可能。
「ガタンッ」という音はしますが、全く痛みなどはありません。
このドロップというのは治療家に力は必要ありません。(むしろ力を入れて押したらいけません!強い力で押すと逆に効果はでません…)
ドロップに軽く触れたら落ちるくらいの加減にしておかなければいけません。
※とても優れたベッドですが、このベッドが治療をするわけではありません。
それを使いこなす治療家により「治療効果」が変わります。診立てが重要です。
考案者のクレイ・トムソンD.C.の治療哲学や治療理論を理解し、
各種検査や触診などから、どこをどのようにドロップをするのかを見立て、
ドロップの力加減や力の方向・リスクの判断などを考えないといけません。
このベッドを効果的に使いこなすスキルを得るまでには多くの習得時間が必要です。
つまり、優れた指導者から質の高いカイロプラクティック教育を受けずに、このドロップベッドだけ取り入れても使いこなすことは困難であると思います。
(どんなに速いF1マシンでも、レーサーが乗りこなすための経験や技術・知識などがないとマシンの能力を発揮できないのと同じです)
私はこのベッドを効果的に使うための準備をしてきました。
来院された方がはやく「治癒」に向かうために尽力いたします。
※関節の治療の必要性についてはこちら














